⚫︎諏訪山29号墳

諏訪山古墳群は都幾川右岸の台地上に存在しています。諏訪山29号墳は全長53m、後方部長29m、高さ3.6m、前方部高さ1.6mの前方後方墳で、画像の高まりが後方部、この右手が前方部となります。

前方部墳頂から後方部側を撮影。北側は1960年の工事によって大きく破壊され(画像右側。現在は崖)、現在は墳丘左半分しか残されていません。
従来まで5世紀初頭、もしくは5世紀後半までに築かれた前方後円墳と考えられていましたが、1984年の調査で前方後方墳であることが判明し、4世紀前半末期に改められています。墳丘断面に粘土や礫も存在しないことから、主体部は木棺直葬と考えられます。
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○2018.02撮影
○参考資料
「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」埼玉県教育委員会
「埼玉の古墳 比企・秩父」塩野博
「東松山市史 資料編第一巻 原始古代・中世」東松山市
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